阪神淡路大震災から15年が経過しました。
私が前職を捨ててこの業界に飛び込んだ原点です。
明日は情報公開の調査で、管理者たちは書類の整備に追われていましたが、プライバシ-の保護、個人情報の保護についても重要視される項目です。ただ、一般的に個人情報が最近少し勘違いされている面もあるのでは、といつも思います。
災害時の非難計画は個人情報なしではありえないわけで、高齢者、障害者の情報共有なしで、ハンディキャップのある方たちを救うことは不可能です。
偏見や差別をなくして、当事者が自主的に避難支援を受けれるよう働きかけるのも大切ですが、非常時に何より大切なのは情報の共有です。
ハイチを大地震が襲いましたが、海を隔てた海外での出来事・・・お正月の3日未明に近所で家事があり、幼い命が奪われました。同じ久が原5丁目ということで緊張感こそありましたが、悲しいことに「対岸の火事」でした。
自分が被害にあわない限り他人事です。しかし、誰もが災害と背中合わせに生活しています。
一人ではないという安心感が人を支え、絶望の中でも人の温もりという灯りがあれば、希望に向かって進むことができます。
顔の見える地域づくりの大切さを、今またあらためて感じています。