明日、他区の行政職員さんがアクセス羽田事業所に見学にみえます。
サービス付高齢者向け住宅が創設されて1年が経過し、かなりなペースで増え続けていますが、課題は建物とサービス供給のバランスです。
補助金と税制優遇と融資策で、ハウスメーカー側も建設ラッシュ。
しかし国土交通省管轄だけでは、「ケア」は充実しません。
先日、元日経新聞社のジャーナリストとお話しをしましたが、「最期まで暮らせることができる前提の住宅」であることを大切にしたいという想いが共通点でした。
登録住宅の80%が併設施設を持っており、訪問介護や通所介護と併設している建物はそれぞれ25%という割合ですが、小規模多機能型居宅介護は7%。
大田区でも2箇所しかありません。
顔の見える関係づくりに必須である地域密着型サービスの推進も、住宅となると住所地特例の課題もあり市区町村の理解も必要になります。
アクセスビルは昨年7月に竣工し、「住まい法」の改正は10月から。固定資産税や不動産取得税の軽減措置の恩恵にもあやかれず、損した気分。
制度があとからついてきて、一歩先を行く先見の目があり過ぎた・・・と自負と負け惜しみが正直なところですが、いずれにせよ、社会的ニーズである「自律的な生活」の支援にこだわり続けていきたいと思っています。
多摩川沿いに車を走らせて、宝来公園でお散歩。
まだ紅葉していませんでした。
田園調布駅前の銀杏並木の黄色の絨毯が楽しみです。