おおた社会福祉士会主催の公開講座が、土曜日に開催されました。
お話していただいたのは社会福祉士の大先輩であり、もと大田区の職員さんです。
定年後、石巻に帰郷した翌年に被災。
「石巻で被災してその後 そしてこれから」
忘れ去られてはいけない大震災の傷跡。
残されたメッセージで、「今」をどう生きて行けばよいのか。
私たちに何ができるのか。
重くて深いテーマに、軽々しいコメントはできませんが、
被災地で生き残った方たちの想いを、僅かながら感じ取れた気がしました。
尊い命を奪った海。
もう駄目かと思いながら身を任せた海。
瓦礫に埋もれる街で、もとの自宅で開いた交流サロンの名前は
カフェ「ら・めーる」
(=海)
「それでもやっぱり、海なのよね」
と、うっすら笑みを浮かべて出た言葉が焼き付いています。