東京に来て36年経ってもホームシックが治らず、どや街から離れられない私がいました。
「動物園前のこどもの里に寄ってきました」って先日facebookにアップしたら、遊園地みたいなとこ?って聞かれたので*^_^*少しだけ補足を。「動物園前」は地下鉄の駅名で天王寺動物園がある場所です。「こどもの里」は、「さとにきたらええやん」でご存知の子どもたちの自由な「あそび場」。1977年に大阪市西成区にある釜ヶ崎で始まりました。釜ヶ崎で働き生活する親の抱える社会的問題やこどものニーズにあわせて、現在は学童保育・ファミリーホームなどに形を変えています。
ちょうどこの日私は、新宿の首長申し立ての被後見人さんが亡くなられ、親族を訪ねて大阪に行ってきました。労働者として最後に住んでいた新宿のアパートを整理し、唯一の遺品と労働で得た生活費をどうしても親族に受け取ってもらいたかったのです。後見人が喪主にならざるを得ない、骨を納める場所もない最後はあまりにも辛すぎました。
その足で自然と向かったのが、釜ヶ崎のあいりん地区でした。
お正月に孫たち家族と天王寺動物園に遊びに行った時、この道を一緒に歩いたことがあります。タイムスリップしたかのような不思議な感覚でした。その時思いました。子どもたちの「生きるしんどさ」がなくなるように守ってやれるのはおとなたちだと。