アクセスダイアリーACCESS DIARY
  • 2011.3.25カテゴリー: 地域づくり

    地震発生時「その時どうしたか」
    延期や中止が相次いだ折、昨日訪問介護連絡会の定例研修会があり、自社のサービス提供責任者たちと4人で参加してきました。

    本来のテーマである「ヘルパーさんとのコミュニケーション」に続き、「災害時その時どうしたか」についてグループ討議が行われました。



    独居高齢者を優先に安否確認をした、電話が繋がらない時は訪問をした、公衆電話を利用して事業所に随時連絡を入れ工夫をした・・・

    ヘルパーさんたちの現場ならではの活動や課題が意見交換されていました。



    当社でも全体研修で、事業別にグループ討議を行ったばかりです。

    通所、訪問、宿泊、介護支援専門員それぞれの立場で課題が沢山あり、今だからこそ教訓として準備しておきたい災害対策について着手するきっかけになりました。

    ただ、どんなに生生しい現実を見ても、多少何らかの体験をしても、まだまだ対岸の火事的なのが正直なところです。

    「もし、今東京で同じことが起こったらどうしますか?」と、思わず質問してみました。



    「日本の救世主になってください」福島原発に向かうレスキュー隊員に送った妻のメールです。

    「津波がきています。高台に避難してください」放送をし続けた市の職員が今も行方不明です。

    孤立した病院では、医師や看護師たちが不眠不休で患者への対応にあったています。

    特別養護老人ホームやグループホーム等も同様です。

    任務と責任感。



    立場によってその時どうするかは違ってきます。

    今回の地震で真っ先に私が整備したのは、従業員全員のメール連絡網の作成、所在地と通勤経路、家族構成と出身地の確認でした。

    地震当日、交通マヒする前の帰宅手段の確保、帰宅難民の宿泊所の確保、保育園児のいる職員の対応と学童の安否確認、東北出身者の家族の安否確認、休日職員への連絡等、まずは従業員対応でした。



    「今、東京で同じことが起こったらどうしますか?」の質問をした手前、私の締めくくりのメッセージは、「まず皆さんの身の安全を確保してください」でした。

    私自身の課題に直面です。

    ハンディのある方たちを支援する高齢者介護サービスの責任者として、私のとるべき行動は何なのか。被災の当事者である場合と、被災者を支援する場合とを同時に考えておくべき時のような気がします。



    この記事をシェアする:

    コメントを残す

このブログに登場するワンちゃん

グラン(♂)

盲導犬協会から訓練を受けて、キャリアチェンジ犬としてアクセスにやってきました。