昨日、あるご家族が私に会いに羽田まで来てくださいました。
お母様を献身的に介護されていた息子さんです。
昨年、お母様を見送られ、その時のお礼に・・・とのことで、わざわざ仕事帰りに寄ってくださったのです。
「あれ?田端さん、一瞬わからなかった。あん時はもっと恐かった印象があったけどな・・・」
(スミマセン・・・
)
お母様の命を預かっている気がして、確かにご家族には厳しい要求と助言をしてしまっていたかもしれません・・・
でも私だけではありません。ご家族の落ち着いたいいお顔を拝見したのも初めてです。
こんな笑顔でお話をしてくださる方だったのですね。
「オレちょっと後悔してんだよ。もっと早くアクセスさんと出会っていたら、もっと早くおふくろの変化に気づいていたら、もう少し一緒に過ごせたかもしれないのにな・・・って。だから、寝た切りになってからじゃ遅いんだよ!ってみんなに言ってんだ。」
何だかとても心が洗われる再会でした。
夜8時頃、「あ!忘れてた!」突然事業所の責任者が利用者の家族に詫びの電話。「申し訳ございません・・・」おっとりで真面目な彼女は半べそかいて電話越しに頭を何度も下げながらひたすらあやまっていました。
「口先だけじゃなく今後気をつけてくださいね!あやまるのも遅いし!」って言われちゃった・・
きっつぅ・・・
私たちも言われてなんぼのつらい事の連続だけれど、介護者である家族はもっと苦しんでいるはず。どんなに理解しているつもりでも家族には勝てない。わかりようがない。介護をしている辛さや大変さから解放されることはないはず。その一番大変な時に出会った私たちは、一緒に苦しんで当然かも。
昨日のご家族の話をみんなとしました。
お互いが穏やかな気持ちになれる日を信じて、今は私たちにできることを精神誠意やっていこうねって・・・
それがわかる仲間たちに、私自身も毎日救われています。