春の訪れで花が賑わう季節になりました。
緒方拳さんの遺作になったテレビドラマ「風のガーデン」を思い出します。
訃報後も、収録済みの放映を何回か見ましたが、皮肉にもターミナルの看取り医療をする赤ひげのお医者さん役でした。
障害者の孫が、どんな花の名前も花言葉も全部覚えていて、姉と育てているガーデンが実に素晴らしい自然の風景なのです。
患者さんに合った匂いの花をお部屋にいつも飾って、旅立ちの時に「おつかれさま」と声をかける自然さが感動的でした。
都会のビルに囲まれた環境で仕事をしていると、何とも羨ましく、あこがれの世界に見入っていたものです。せめて、花一輪の小さな幸せをお届けしたいものです。