今月のおおた社会福祉士会の定例会は東日本大震災の被災地支援がテーマでした。
大田区被災地ボランティア調整センターが設置されている消費者センターで行われ、事務局の方からのお話がありました。
おおた社会福祉士会の会員も東松島の支援に参加していて、今日の便にもまた一人出かけて行きました。
リピーターが多く常に定員が埋まってしまう状況で、現地の東松島からの感謝の声も励みになっているようです。
大田区はものづくりの街。職人さんたちの本業の技とマナーが良い関係を築いているようです。
誰もが初めて経験することばかりで、もし東京の大都会で発生しても、誰もノウハウを活かすことはできないはず。
被災者だから当事者だからこそできない事がある訳で、だからこそ地方を越えたボランティアが必要な訳で、今している関係づくりが、日本中の他府県との輪となり、いつかどこかで助けが必要になった時、そこに助け合いが成立するのだと・・・それがボランティアの底力なのだと・・・
被災者だから被災地だからできないこと・・・
気が張っている時期が過ぎ、見通しがつかない時期が続くと、精神的なダメージが心身に現れてきます。
消えない記憶と戦うことに疲れている人が沢山います。
人は皆、”記憶”という海の中でもがいています。
身近にいる他人だからこそ、そっと手をさしのべてあげれる時があります。
送り火が過ぎ、東京の夜空を見上げそっと手を合わせて、今日も一日が終わろうとしています。