福祉施設損害保険の満期で、色々と見直してみました。
生命保険会社出身としては、介護の対人対物損害保険対象の曖昧さに商品開発をもう少しお願いしたいところです。民間保険をもってしても充分にカバーできないのは承知していますが、最近、この業界のリスクの高さを痛感しています。
92歳の認知症高齢者の踏切事故で、JRが85歳の妻と息子に損害賠償を請求した事件がありましたが、監護義務のある家族の見守り義務欠如だとか。
これが施設だと・・・と考えると、その人らしさの尊厳は後回しになってしまうのが職員の本音です。
施設職員だって寝たきりにさせたいわけではないんです。
自由を奪いたいわけではないんです。
ただ、リスクを考えれば、自由を拘束せざるを得なくなるのも実情です。
社会的入院と施設入所を減らして、在宅介護へと方針を打ち出し、地域包括ケアの実現に向けての議論が飛び交っていますが、大切なのは社会全体の関心の目を養うことです。
無関心が生み出す無縁や孤立について、一人ひとりが考えないない限り、どんな施策や制度を作っても解決はしないはずです。
ケアプランを考えるケアマネジャーの疲弊感って、半端じゃないんです。
10月23日(水)に大田区役所で開催される大田区介護支援専門員連絡会の学習会は、弁護士によるリスクマネジメントです。法律を知って、自分も事業所も護ることも大切です。
まだ夏の花 秋はまだ来ませんね
池上本門寺のお会式には一緒に行けないので、
事前に雰囲気だけ味わってみました・・・