東京都の指導監査の際、まる2日間缶詰状態の調査を終えて言われたセリフが「部課長さんはいらっしゃらないのですか?」
痛いところついてくれるじゃない・・・
肩書きのついた人が沢山いることが優秀な企業のものさしになるのでしょうか。
何をもって企業の優劣はつくのでしょう。
今、地域密着型サービスの第三者評価の真っ最中です。
評価されてこそ反省をし、改善できる見直しの良い機会だといつも真摯に受け止めています。
が、第三者に評価してもらうためにはすべてが記録です。
理念と方針に拘った経営をどう遂行しているか・・・なのですが、「社長以外に他にいないの?」という声を感じながら、正直資料に追われる毎日です。
公的な介護保険サービスとはいえ、あれもこれも要求されることに100%応えられる人材がどれほどいるのでしょうか。現場の職員が全員、マネジメントができる訳ではありません。
かと言って、財政面で経営陣の給与を充分確保できるゆとりはありません。
管理部門の人件費を削った分、現場職員を充実させてきたのが(株)アクセス流です。
サービス業の中でも、特にリスクの高い分野での現場で疲弊している現場職員たちに、過度な要求を避けようとして一手に私の役割として担ってきた経緯があります。
ピラミッド型の組織運営が構築できていなかろうと、何と言われようと、中小企業の介護会社の経営者は血眼になって動かないと、会社は維持できないんです。
それでもこの仕事に遣り甲斐を感じているから続けてこれました。
やりたいからやっている。
「自分でやると決めたんだから」どんなに辛くても頑張れる。
前回の第三者評価の評価機関の方にも言われました。
「社長が忙しすぎます。もっとリーダー層に任せる勇気も持ってください。難しいことは重々わかりますが・・・」
今年もきっと同じ評価を受けることになりそうです。
こんな私を従業員もわかってくれています。
それでもついてきてくれるみんながいる限り、私は課題を抱えながら走り続けたいと思っています。
昨日「父の日」に、息子が一家で来てくれました。何よりのプレゼントの笑顔と一緒に・・・
生後1ヶ月半経った柚ちゃんとグランが初顔合わせです