午前0時、原発20㎞圏内が警戒区域になりました。
避難指示、屋内待機、計画避難・・・住民を困惑させた地域も罰金が科せられる事態になりました。
沢山の犠牲者や人命救助の折、動物の安否を口に出せませんでしたが、動物たちの犠牲に胸がはりさけそうです。
牛や豚などの家畜への最後の餌やりに、その場を離れなければならなかった飼い主の辛さは計りしれません。
「餓死」という一番辛い目にあわせなければならないのです。
同じ福島県で、樹齢千年と推定される日本の三大桜「三春滝桜」が無事開花したそうです。
千年に一度と言われた東日本大震災。「三春滝桜」はその昔、同じ風景を見ていたのでしょうか。
この日本の何を見て、何を伝えたいのでしょうか。
花も木もそして動物も、生きとし生けるものすべてが自然との厳しさと向き合っています。
その自然を征服して、物質的に豊かになろうと文明を創り上げるのは人間です。
本当の豊かさを見失った時、自然が牙をむける・・・
今更私ごときが言うことでもありませんが、心底感じています。