仕事で毎日使っているリュックひとつでぶらっと越前ひとり旅に出かけて、「母の日だから」って同い年の親友に貰ったバラが帰りのリュックに1本増えて・・・
30年ぶりの再会から半年。納骨を済ませたので報告をと、親友の携帯からお知らせが届きました。
ドライフラワーにしたバラ、毎日見てますよ。腐らずに綺麗に枯れていますよ。そちらはどうですか?知らせてくれた友達と3人、同じバラをずっと見つめている気がしています。
最後の会食になった福井県大野市での昼食。「雲水」という店がずっと夢だった私にとって鮮烈な思い出になってしまいました。そして、透析患者も旅行ができる病院のネットワークも夢で終わってしまいました。でも良かった。かすかにまだ見えるうちに会えて、彼女の食欲は私を超えていて・・・(笑)
ぽっかりと空いた心の穴をどう埋めていくかは時間の流れに任せることにします。ただ、「雲水」という店なのか雲水という生き方なのか、私の見たい最後の景色が実はぼんやりとですが見えている気がするんです。