夜中に蒲田の事務所でふと手を休めて「そうだ、グランと遊ぼ!」ってかくれんぼをよくしました。グラゴン(グランの怪獣のおもちゃ)を投げて、取りに走っている間に私が隠れる。え?って顔してあちこち探している姿が滅茶苦茶かわいい。わざと見つかるように顔出したら、安堵といっしょに嬉しそうに喜ぶ顔がこれまた滅茶苦茶かわいいんです。
いまでも「そうだ、・・・」って手を休めて「あ、そうか」ってまだ受け止められない私がいます。いえ、いてくれるのかもしれません。考えてみれば私は鬼になったことがありませんでした。今度は私がグランを探す番です。
と、独り言をいいながら夜中の事務所をあの頃のように走っている私は何者?
怪獣「グラゴン」